【管理栄養士監修】体を温める食べ物を知って冷え性対策しよう!

冷え性対策にも色々ありますが、食べ物で体を温めることもできるんです。

体を温める食べ物をご自身の食生活に摂り入れて、冷え性に負けない体を作りましょう。

今回は、体を温める食べ物について、普段の生活の中で手軽に摂り入れる方法も交えながら、簡単に解説していきます。

 

体を温める食べ物って?

東洋医学の漢方の考え方では、食べ物は「陰」と「陽」に分かれます。

体を温めるのは「陽」の食べ物です。

「陽」だけだとイメージしにくいですが、太陽の「陽」と覚えると、ポカポカ暖かいイメージができて分かりやすいと思います。

逆に体を冷やすのが「陰」の食べ物です。

「陰」と「陽」の食べ物は、それぞれ「陰性食品」、「陽性食品」とも言われます。

ちなみに、陰と陽のバランスがとれている食品が、その間の「中庸食品」です。

数ある食べ物の中から「陽性食品」を見分けられれば、体を温める食べ物を摂り入れることができますね。

 

体を温める食べ物「陽性食品」一覧

陽性食品の一覧
野菜 しょうが
ねぎ
にんにく
とうがらし
ごぼう
にんじん
かぼちゃ
たくあん
れんこん
果物 なつめ
りんご
さくらんぼ
肉類 羊肉
鶏肉
ソーセージ
卵類 卵
乳類 チーズ
魚介類 えび
あじ
いわし
まぐろ
さけ
調味料など みそ
しょうゆ
こしょう
シナモン
山椒
天然塩
黒砂糖
種実 栗
くるみ

こちらが陽性食品を一覧にした表です。これで全部というわけではないですが、普段の生活に摂り入れやすい食品を選んでみました。

この他の食べ物も摂り入れたいとき、陽性食品を見分けるポイントがいくつかあるのでご紹介しておきますね。

※表は「公益財団法人 兵庫県健康財団」と「エステー」の陽性食品リストを元に作成

 

陽性食品を見分けるポイント

寒い地域で採れる食べ物

寒い土地で育った野菜や果物は、体を温めるものが多いです。

平均気温が低い北国では、寒さに耐えるだけの熱が必要なので、自然と体を温める食べ物を摂っています。

逆に、南国で育ったものは体温を下げる食べ物が多くなります。上手くできているものですよね。

寒い地域で育ち、体を温める食べ物の代表例は「りんご」と「さくらんぼ」です。どちらも東北でよく採れる果物ですよね。

また、例外はありますが、冬が旬の食べ物は体を温める傾向があります。

「旬のものを食べると良い」と言われるのは、おいしさ以外にも理由があるんですね。

 

固さがあるもの・土の中で育つもの

固い食べ物も体を温めます。特に、土の中で育ったものは体を温める食べ物として有名です。

ごぼうやにんじん、かぶのような根菜類ですね。

土の中で育つものには、大地の熱がこもっているようなイメージを持つと、覚えやすいかもしれません。

これもまた逆もしかりで、土の上で育つ葉物は体を冷やすと言われています。

 

黒っぽいもの

黒豆や黒砂糖、ひじきや紅茶など、色が黒っぽいものは体を温めると言われています。

薬膳で冬に黒い食べ物を摂り入れるのも、体を冷やさない工夫のひとつです。

これも逆に、白っぽいものは体を冷やすと言われています。

 

暖色系の食べ物

赤や黄色、オレンジなど、暖かさを感じる色の食べ物は体を温めます。

お肉はもちろん、鮭やエビの魚介類、明太子やたらこ、チーズなども含まれます。

ただし、先ほど紹介した「りんご」と「さくらんぼ」は赤い食べ物ですが、北方で育つので体を冷やすので注意です。

その他、身近なところでは「トマト」や「オレンジ」も、暖色系の体を温める食べ物です。

 

発酵食品

発酵食品も体を温めると言われています。

納豆はもちろん、しょうゆや味噌、漬物、ヨーグルトなども含まれます。

日本酒のように醸造して作るお酒も、発酵を利用したお酒なので体を温めます。

 

塩気が強いもの

塩や醤油のようにしょっぱいものは体を温め、酢のように酸っぱいものは体を冷やすと言われています。

食べ物もさることながら、調味料も体を温める視点で選ぶと、味付けが少し変わってくるかもしれませんね。

 

水分が少ないもの

食品に含まれる水分の多さも、陽性食品を見分けるポイントになります。

水分が少ないものが体を温める陽性食品で、じゃがいもやにんにく等が挙げられます。

基本的に水や牛乳、コーヒー、ワイン、青汁などの飲料は、体を冷やす「陰性食品」です。

 

体を温める陽性食品の見分け方まとめ

ここまでお伝えしてきた陽性食品のおおよその見分け方を簡単にまとめてみます。あくまで傾向ですので、一つの目安として活用してみてくださいね。

体を温める 体を冷やす
寒い地域で採れる 暖かい地域で採れる
固い・土の下で育つ 柔らかい・土の上で育つ
黒っぽい 白っぽい
暖色系 寒色系
発酵している 発酵していない
しょっぱい 酸っぱい
水分が少ない 水分が多い

 

「陰」と「陽」のバランスが大事

ここまで陽性食品に絞ってお話してきましたが、そもそも陰性食品と陽性食品に優劣はありません。

体に陰性の性質が多い「陰性体質」の方は陽性食品を多く摂ることで、「陽性体質」の方なら陰性食品を多く摂ることでバランスが良くなり、健康に近づくということになります。

玄米などの穀物は「中庸食品」で、陰と陽のバランスが取れた丁度均衡のとれた食品に該当します。

「陰性食品は体を冷やすから健康に悪い」というわけではなく、あくまで「陰」と「陽」のバランスが大切だということですね。

 

体を温める食べ物を手軽に摂り入れる方法

コンビニ食材を活用!

コンビニで体を温める食べ物を摂り入れるなら、おにぎりとサンドイッチの具材に注目です。

陽性食品の観点から言えば、おにぎりの具材は魚介類のサケやツナ、発酵食品の納豆、肉類の肉そぼろ等が体を温めます。

サンドイッチも同様に、ツナ、卵、チーズ、ハムのような具材を選ぶと良いですね。

 

夏に体を手軽に温めるには?

夏の室内は冷房が効いているので、体が冷えてきてしまいます。また、アイスクリームのように体を冷やす食べ物を摂る機会も多くなるので、冷え対策はしっかりしておきたいところです。

簡単にできる方法としては、冷たい飲み物をなるべく飲まないこと。最近はコンビニでも常温の飲み物が置いてあったりするので、上手く活用していけるといいですね。

 

冬に体を手軽に温めるには?

冬場は気温が低くなるので、当然体は冷えてきてしまいますよね。

体を芯から温めるには、暖かい飲み物が手軽で効果的。ホットココアはもちろん、ショウガと紅茶を混ぜて作る生姜紅茶も、体を温めるのに最適です。

 

体を温めるとダイエット効果あり?

体温が高い方が痩せやすくなるとよく言われます。

生命活動のために消費されるエネルギーのことを「基礎代謝」といいますが、体温を保つことも基礎代謝の一つの働きです。

体温を高く保つ方が、基礎代謝で消費されるエネルギー量が多くなります。

消費エネルギーが多くなれば、1日で消費されるカロリーも多くなるので「痩せやすい」と言われています。

体を温める食べ物を食べ続けていれば、基礎体温が上がり、基礎代謝が上がり、消費カロリーが多くなる…

ダイエットの観点から見ても、体を温める食べ物を摂取することは効果がありそうですね。

 

妊活中の温活?

最近は「○活」が流行っていますが、その中でも「妊活」や「温活」という言葉は一定の広がりを見せています。

妊活中は、特に体の冷えには注意が必要だと言われます。体が冷えると、血行不良を起こし、子宮や卵巣の機能低下につながる恐れがあるからです。

妊活中にも、体を温める食べ物を摂るような温活が大事だということですね。

 

まとめ

体を温める食べ物について解説してきました。

すぐには覚えられないかもしれませんが、しょうがや紅茶のような連想しやすいところから、徐々に摂り入れていくと良いでしょう。

 

この記事の監修

深野 真季子

管理栄養士、フードスペシャリスト、食と健康クリエイター、ミスブライダルモデル北海道ファイナリスト

 

北海道札幌市出身。食のお医者さんを目指し、藤女子大学食物栄養学科を卒業。
栄養学を専門に学び、清涼飲料・食品会社で勤務した後、現在では、第7の栄養素として注目される遺伝子の原料「核酸」が持つさまざまな生理機能について勉強をしながら、遺伝子レベルからの健康づくりに役立てる様、啓蒙普及活動を行っている。

監修者の著書

どれ飲む?いつ飲む?エナジードリンク・栄養ドリンクのすべて
この記事の監修者、深野 真季子さんの共著作「どれ飲む?いつ飲む?エナジードリンク・栄養ドリンクのすべて」は、有名なエナジードリンクや女性向けドリンクについて知りたい情報が網羅されています。あなたにぴったりの1本が見つかる1冊です。