婚活疲れた…燃え尽き婚活症候群から抜け出す方法
婚活をしているそこのあなた。
なぜ結婚したいのですか?
私も婚活を始めてから奔走し続けてきましたが、ネガティブな感情と向き合う場面が増えていることに気が付きました。
婚活に疲れた…と毎日のように思い、もはや燃え尽き症候群状態。
素直な気持ちで楽に生きたいと考えた私、婚活するのをやめてみようと思ったのです。
婚活に疲れた皆さんの参考になればと思い、今回筆を取りました。
筆者、はつ穂。
大学を卒業後、社畜として働く。
幾度かの転勤を経て地元に落ち着き、28歳から婚活開始。
顔も中の上だし、性格は悪くないし、正社員で働いているし、もはや引く手あまたかも。
などとふざけたことをほざいていたらいつの間にか2年経過。
合コン・紹介・お見合いパーティ・街コン・マッチングアプリなど…
ありとあらゆるものを駆使しましたが、結婚だけが幸せの形ではない というフェーズまでたどり着きました。
もくじ
婚活に疲れた原因
婚活に疲れた…と言いたくなるのはどうしてでしょうか?
まずは婚活疲れの原因を明らかにしていきます。
比較される状況に疲れた
見えないライバルと戦っていること。
私は、生涯の伴侶に出会うべく婚活の場に足を運んでいるわけですが、これは男性も一緒。
顔や性格やスペックで品定めし、比較をして選んでいるのです。
マッチングアプリで特に思うことなのですが、いいねの数を多くもらっている男性ほど選択肢は数多くあります。
そんな人気会員の男性とデートや食事をしても、この人は一体何人の女性と会ってきたのだろう と頭の中でチラつかずにはいられません。
そして会う回数を重ねていくにつれ私は何番目なのと不安になり、足切りされると他の女性と比べて何が悪かったのと考え気落ちします。
自己紹介から始まるストレス
私にはこんな失敗があります。
自分のことを知ってほしいがあまり、男性に合わせて自己開示するも誰に何も話したのか忘れてしまったんです。
しまいには「え?俺聞いてないけど、誰に話したの?」という気まずくなる場面もちらほら。
それから私は、自己紹介の形を型化していき、誰とどんな会話をしたかメモするようにしました。
失敗は減りましたが、それ故につまらないと思う方もいたでしょう。
こんなの私じゃない、と感じ毎日心が擦り切れていくようでした。
断らなきゃいけないストレス
日本人はNOと言うのが苦手ですよね。
角を立てずに丸く収めたいがあまり、嫌われたくないという感情が先行してしまう。
大人になってからの恋愛を思い返してみると、NOと伝える機会がとことん減ったと切に感じます。
学生の時は、好きだから付き合ってくださいという告白に対してYESかNOどちらの返事をもらえるかドキドキするという場面があったのに、今はほとんどない。
数回のデートを重ねて脈ありを感じてから告白。
それどころか、YESの返事をもらえる可能性のある時しか告白をしません。
婚活をしていく中で、この人は“なし”と思ったら フェードアウトしていくことが当たり前になっていましたし、これは男性側も同じだと思います。
しかし、自身の立場で考えると気になっていた男性から突如連絡が来なくなるのはあまりにも悲しいですし、自分の行動を思い返し悔やまずにはいられなくなります。
自分がされて嫌なことを他人に平気でしていることや、こんなことを繰り返している自分にも、はっきりNOと言えない 自分にも腹が立っていました。
条件で見ること、見られることに疲れた
婚活以外で知り合っていたら、こんな短所は気になっていなかったかもしれないのに、という些細な欠点を見つけてしまうことが多々ありました。
- 年収が低い
- 身長が低い
- 長男…etc…
なぜなら私は、身長160㎝で私より年収が低く、尚且つ一人っ子の長男という婚活市場ではあまり人気がないであろう男性とお付き合いしたことがあるからです。
なぜそんな男性とお付き合いしたかというと、単純に大好きだったからにほかなりません。
恋愛から入れば好きという一文字ですべて片付くのに、婚活から入ると妥協できません。
これは男性も同じだと思いますが、欠点ばかりがクローズアップされ比較されるのは婚活の欠点ともいえると思います。
理想の男性がいないことに疲れた
マッチングアプリで検索するときの私の条件は、
- 年齢28歳から40歳
- 身長170㎝以上
- 居住地(同じ県内)
たったのこれだけです。
ですが、理想的な男性には出会えていないと感じていました。
きっと選択肢がありすぎるからこそ、あれもこれもとフィルターをかけ、もしかしたら理想的な人であろう男性も選択肢から切り離していたと思います。
どうして私にぴったりの人が現れないのか、と悶々と考えているのなら、自分がそのスペックと見合った条件なのか を見つめなおすことも大切だと私は思います。
無理して笑っている自分に疲れた
ああ、この人つまらない。
とりあえず笑っておけばいいか、と思い愛想笑いでやり過ごすこともしばしばありました。
聞くという行為がこんなにもストレス性を帯びているものなのかと改めて実感するきっかけにもなりました。
合わない人に合わせるってそうそう続くことじゃないんですよね。
ただ、婚活をしているとこのような場面は避けて通れません。
時間は有限なので、つまらない人と食事をするこの時間になにか出来るんじゃないか、と思い始めたのも婚活をやめるきっかけでした。
マッチングしても続かないストレス
出会ったこともないマッチング相手だからこそ、簡単に連絡を絶つことができますよね。
私は見知らぬ他人に対しての言動や行動こそが人間の本性が出るときだと思っています。
盛り上がったと思っていたら 突然連絡が来なくなった、突然ブロックされた、マッチングアプリではあるあるな経験だと思います。
しかし、そんな男性とお付き合い・結婚をしても長くは続かないのではないでしょうか。
無駄な時間を割かなくて良かった、と思うと心が楽になります。
「またダメだったらどうする」という未来予測
29歳になると焦りが出始め、この人がダメだったら次がないかもと思うと出会う男性に執着してしまうことがありました。
しかし男性は依存されることや重い女が大嫌い。
媚びを売り、嫌われないように努力した結果逃げられるということが何度かありました。
執着・依存、ダメ絶対。
実体験から考える婚活疲れの一番の原因とは?
SNSの普及。これに尽きます。
ネットが当たり前になったこの時代、SNSをしていない人を探す方が難しいです。
Facebookやインスタグラムなどに登録していると、結婚・出産・子育てと不要な情報がじゃんじゃん飛び込んできます。
はい、はっきり言います。
不要な情報です。
この情報によって考えなくてもいいことまで考え、他人の人生と自分の人生を比較し思い悩むことが増えました。
私の人生は私だけのものなのに…
しかし、何が幸せで何が不幸せかは自分で決めること。
自分の大好きなもので満たしてくれるアカウントをフォローし、不要な情報は入ってこないようミュートにしました。
今は、海外に住んだらこれ食べたい、ここに行きたいというワクワクに思いを馳せながらSNSを楽しんでおります。
婚活疲れの対策は?
①運動すること
私は週3回ジムに行き、週3回バレーボールをしています。体を動かしていない日はほとんどありません。
趣味に没頭していて、気が付いたらあっという間に時間が経っていたという経験はありませんか?
私は運動しているときがその状態です。
思い悩む時間が圧倒的に減りました。
そのうえ夜はぐっすり眠れるし、美肌になり健康維持もできる。良いこと尽くしです。
きれいになることは自分のモチベーションを上げることにも繋がるし、筋トレや自分磨きは決して私を裏切りません。
②旅をすること
知らない街へ滞在してみると、自分の価値観では見いだせなかった新たな気付きにたくさん出会えます。
思い煩っていたことや悩みも吹き飛び、時には何に悩んでいたのかさえ思い出せなくなることも。
私の転機となったのは、旅先でたまたまやってみたバンジージャンプでした。
バンジージャンプって飛んでしまえば何でもないんですが、飛ぶまでの一歩がなかなか踏み出せないんです。
高いお金を払いながらも一歩が踏み出せずにリタイアした女の子を何人も見かけました。
私はこの一歩を踏み出し無事に飛んだ後、やろうと思えば何でも出来るんじゃない?
なに始めたって死ぬことはないよね?
という気付きに出会うことができました。
婚活の末にたどり着いた今の目標
営業先で出会った超絶美人なアラフィフのお客様からこんな話を聞きました。
「私も長いこと婚活していたんだけどね、疲れ果てて婚活をやめたのよ。エステサロンを開業してがむしゃらに働いていた時に今の夫と出会ったの。探すのやめた時みつかる事もよくある話よ。」
と、夢の中への歌詞が私の胸に刺さりました。
そうです、休むことも大切なのです。
私は今、海外で生活するという目標に向かって着々と準備中です。
幸せの形は人それぞれ。
自分の幸せは自分で決めるしかないのです。
私の婚活履歴書。スタートはいつだった?
学生時代、いつまでに結婚したいかと聞かれたら「30歳までに結婚出来ればいいかな」と言い続けてきましたし、30歳になったら自然と結婚できると思っていました。
私の理想的な結婚の形は、仕事も落ち着き始めた20代半ば頃に出会い、何年かのお付き合いを経て結婚。
あれ、もう28歳だ。
今付き合い始めないと計算通り進まない。むしろ遅れている…
ここからが私の婚活のスタートです。
実体験した婚活方法のメリット・デメリット
まず、私が試した婚活方法をざっくりとご紹介します。
合コン
◎メリット
- 信頼できる人に頼めば身元がしっかりしているので安心
- 知り合いと一緒なのでリラックスして話せる
- 相手を絞りやすい
×デメリット
- コスパが悪い
- 当たり外れがある
友人・知人の紹介
◎メリット
- 身元がしっかりしている
- よく知っている知人の紹介であれば好みの男性・合う男性を紹介してくれる
×デメリット
- 好みの男性ではなかった場合、知人の手前断りづらい
お見合いパーティ・街コン
◎メリット
- たくさんの男性に出会える
- コンセプトによって様々なパーティがあるので、趣味が合う人や婚活真剣度が高い人に出会いやすい
- 写真詐欺というものが存在しない
×デメリット
- 既婚者が潜んでいる可能性がある
- コンセプトによっては軽い出会いを求めている人もいるので見極めが難しい
マッチングアプリ
◎メリット
- 出会いの数が圧倒的に多い
- 細かい条件で絞れる
- 無料でできる
×デメリット
- 既婚者がいる
- 簡単に足切りされる・できる
- マルチ商法など業者も多数
婚活の結果付き合った男性
2年の中で2人の男性とお付き合いしましたが、いずれも半年以内に破局。
1人はマッチングアプリ、もう1人は紹介で知り合いました。
ありとあらゆる婚活を実践し、お付き合いを始め、お別れも経験。
様々な婚活を試したからこその気付きをお伝えしたいです。
婚活疲れを感じ始めたアラサー女子
ふと同級生を見渡してみた時、未婚女子の割合の方が少ない。
SNSは子供の写真だらけ。
幾度もの出会いの場がありながらも、結婚相手としては誰にも選んでもらえないという事実を突きつけられネガティブスパイラルに。
みんな結婚しているのにどうして私だけ…
疲れ切った時に、幸せってなんだろうと立ち返り、こんな負の連鎖は私らしくない。
いったん婚活をやめてみようかな という考えに至りました。
婚活に疲れた・・・婚活やめたいけど・・・
冒頭にも伝えましたが、結婚したいという思いは捨てておりません。
今じゃないという決断に至っただけです。
これでいいのかという葛藤を抱えながら婚活をしても巡り合うべくして出会う男性まで辿り着けないと思いますし、妥協して結婚しても後悔するだけだと思いました。
日本の「結婚しなければならない」という呪縛
アラサーになると、プライベートや職場などあらゆる場面で生きづらいと思うことが増えてきました。
なぜあの人は独身なのか、なぜ結婚しないのかなど詮索されることです。
時には子供を産むにはタイムリミットがあると諭してくる子持ちの友達もいました。
私は思い付きでパリへふらっと2週間1人旅をした経験があります。
個人主義のヨーロッパでは、人と自分は違うという認識が根底にあるので、それぞれが生きたいように生き、やりたいようにやっています。
性別関係なく自分らしく生きられるのも、ヨーロッパの魅力です。
そんな価値観に魅了され、日本の狭苦しい“結婚しなければならない”という呪縛から解き放たれたいと思い海外への移住を決断しました。
大切なのは自分の生き方
大切なのは、自分で決断して行動すること。
私は海外に移住するという決断を自分で下し、海外での生活という経験を得て可能性を広げるべく動き出しています。
人それぞれに幸せの形があります。
他人は他人であって、自分と比べる物差しにはなりません。
結婚がゴールで幸せの形であると確信しているのなら婚活を続けるべきだと私は思います。
しかし、思い煩い、これでいいのかと悩んだら少し休んで自分自身と向き合うことも大切です。
まとめ
最後にもう一度、婚活している女性へ問いたいです。
あなたはなぜ婚活しているのかと。
自分の足で幸せをつかみ取るためにも、いま一度心の声と向き合ってみてはいかがでしょうか。